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アカモクに花粉症緩和の効果が!?邪魔モクと呼ばれる切ない海藻がとにかく凄い

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港に戻って来た漁船を見ると、

船にも網にも藻が絡まっていて、

漁師さん達が嫌がるそれを取り除くのが、

子供の頃の私の楽しみの一つでした。

 

亡き祖父は漁師だったんです。

 

漁の邪魔になるからと言って、

「邪魔モク」と呼ばれていた海藻に、

アカモクという正式名称があることを、

つい最近知り驚いています。

 

それもスーパーフードとして、

知ることになるとは・・・

 

別名が多すぎる謎の海藻アカモク

 

アカモクはふさふさしていて、

周りに柔らかいトゲのようなものがある、

海藻なんですね。

 

私は子供の頃、モクモクと勝手に名付けて、

網に絡まったものが取れる度に、

「モクモク取れたー!!!!」と

喜んでいたものです。

 

実は、このアカモクという謎の海藻、

地域によって呼称が異なるんだとか。

 

Wikipediaを見てみたら・・・

 

秋田県では「ギバサ」、

山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、

新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼び食用にする

引用元:アカモク - Wikipedia

 

という説明がありましたよ。

 

つまりアカモクと言われてもピンと来ないけど、

ギバサ、ギンバソウ、ナガモと聞けば、

あー!あれね!という人も多いのでしょう。

 

一つの海藻にこれだけ多くの呼称があるのも、

珍しいことですよね。

 

食用という認識がなかった

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祖父を始め多くの漁師さん達が、

邪魔モクと呼び、嫌がっていて、

網から外したアカモクは、

全てゴミ袋に入れていたんです。

 

だから、私には食用の海藻だという、

認識が全くありませんでした。

 

当然、食べたこともありません。

 

でも、Wikipediaには、

食用って書いてありますよね?

 

あの遊び道具だった海藻が、

食用だったということだけでも、

私にとっては衝撃的な事実なのですが、

もっと驚いたのが・・・

 

アカモクがスーパーフードとして、

注目を浴びているということ。

 

しかも最新の研究で、

花粉症緩和の効果が期待できることが、

わかってきたというのですよ。

 

アカモクの栄養がとにかく凄い!

 

スーパーフードという認識がされている、

と聞いただけでも想像できるのは、

栄養価がとにかく豊富なはずだということ。

 

そして、アカモクが海藻だということは、

昆布やワカメなどと同じように、

水溶性食物繊維が豊富なのではないかと、

予想できますよね。

 

さて、アカモクにはどんな栄養価が、

含まれているのでしょう?

 

もう一度、Wikipediaさんの、

お世話になりますね。

 

モズクメカブ同様、

ポリフェノールフコイダンフコキサンチン

各種のミネラル食物繊維を豊富に含み、

健康に良い機能性の高い食品として注目をあびている。

引用元:アカモク - Wikipedia

 

おお!フコイダンが含まれている!

 

ということは、

私の大好きな北海道の道南でしか獲れない、

がごめ昆布と同じ成分が、

アカモクにも含まれているということ。

 

それにフコキサンチンも含まれているとは・・・

 

ヤバい、健康オタクの血が、

ウズウズしてきちゃいましたよ(^▽^;)

 

アカモクに期待できる効果は?

 

アカモクに含まれている栄養成分を見て、

スーパーフードとして注目される理由が、

はっきりとわかりました。

 

簡単に言えば、健康美容効果抜群の、

成分ばかりが含まれているから。

 

フコイダンやポリフェノールは、

体の免疫力を上げてくれる効果が、

期待できる成分。

 

それにフコキサンチンは、

脂肪燃焼効果が期待できるということで、

注目されている成分なんですよね。

 

フコキサンチンの量は、

海藻の中でアカモクが一番多いとのこと。

 

もちろん水溶性食物繊維が豊富なので、

野菜類、豆類、もち麦、きのこ類等のように、

腸内環境を整える役割や、

食後の血糖値を緩やかにしてくれる作用も、

期待できるわけですよ。

 

嬉しい効果ばかりだと思いませんか?

 

中部大学の研究で花粉症緩和効果がわかってきた

 

しかもこれだけではなく、

アカモクの腸内を整える役割が優れている結果、

花粉が原因による不調を緩和してくれるのではないか、

ということが最近わかってきたらしいのです。

 

主にフコイダンの効果なのだそう。

 

まだ動物実験段階とのことですが、

1日に約0.3gのアカモクを毎日摂ることで、

花粉症の症状が3分の1まで軽減されたんだとか。

 

重さは乾燥アカモクの場合の重さ。

 

中部大学客員研究員で薬学博士の

林京子先生がマウス実験で明らかにしたと、

あさイチで紹介されていましたよ。

 

花粉症の緩和にも役立ってくれるなら、

積極的にアカモクを食べたいですよね。

 

アカモクは手に入りやすい

 

アカモクは日本全国の海に自生しているので、

かなり手に入りやすい海藻。

 

フコイダンを豊富に含む、がごめ昆布が、

道南の函館近海でしか獲れないことを考えれば、

手に入りやすいのは嬉しいことですよね。

 

アカモクがスーパーフードだと知ってから、

買い物に出掛けていないので、

スーパーで簡単に買えるのかどうかは、

まだ確認していなかったのですが・・・

 

でも、ネットショップでは、

乾燥アカモクや加工品などが、

たくさん売られていましたよ。

※追記 (3月14日)

 

この記事を書いた後の週末、

スーパーで探してみたのですが、

私の住んでいる地域では、

残念ながら販売されていませんでした。

 

ということで、私はネットで買うことに。

早速、注文しましたよ。

 

でも、注目度が上がるにつれ、

販売される店舗も、

増えていくかもしれませんね。

 

普段利用しているスーパーを、

一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

 

最後に

 

アカモクは秋田県、山形県、新潟県や、

京都府など地域によっては、

古くから郷土料理の食材として、

愛されていた海藻なのだそうです。

 

私は全然知らなかったので、

あの海藻がこんなに凄かったなんて・・・

と、本当に驚きの連続でした。

 

食べ方も他の海藻と同じように、

酢の物とか汁物など、

幅広く調理に使えるそうなので、

取り入れないともったいないですよね。

 

いや~、あのモクモクが、

あの邪魔モクがスーパーフードだったとは、

本当に意外でした。

 

ちなみに脂肪燃焼効果を得るためには、

1日に10g(乾燥状態の重さ)を、

毎日食べ続ける必要があるそうですよ。

 

やっぱり続けることが大事なんですね。

 

 

<関連記事> 

北海道物産展があれば、

必ず買って帰る大好きな「がごめ昆布」。

 

がごめ昆布、アカモクに含まれる、

フコイダンの効果については、

こちらで詳しく解説しています。

 

www.yukicoco.net